プリンティングディレクションとは
クライアントコンセプト、デザインコンセプトをベースに印刷とインクの仕様設計、用紙特性の理解、特殊印刷・加工の理解、製版技術、印刷機械の特性、全てを知り尽くしている山田写真製版所だからこそご提供できる最高のプリンティングディレクション。印刷最適化(プリンティングディレクション)は、他社との差別化を図る当社の「核」とも言える技術です。
プリンティングディレクターの役割
コミュニケーションメディアとして、印刷メディアは更なる進化と差別化された優位性を求められています。
それは、技術的なものだけではなく、企画・制作意図の具体化、製品全体のクオリティ、適正なスケジューリング、進捗マネジメント、仕様変更への臨機応変な対応、デリバリーを含めた納期管理やROI(費用対効果)などの広い意味での品質が求められています。
これらの要素全体を一気通貫し、求められる本質を実現させることが、プリンティングディレクター(以下PD)の役割だといえます。
クライアントやクリエイターとのコラボレーション
印刷メディアが求められる品質・期待値は一つひとつが異なっており、言葉では表現できないメッセージやビジュアルを含んでいるという特徴があります。そのため、クライアントやクリエイターの方々との相互理解を深め、真意を汲み取れるコミュニケーション能力がPD機能を果たすための大きなファクターとなります。大切なことは、クライアントやクリエイターの方々とのコラボレーションによる共同制作だということです。
PDは、その感性的メッセージやビジュアルを含めた真意を製造工程で実現させるため、論理性へと落とし込まなければいけません。つまり、具体的な網点情報へと変換し製造部門に指示できなければならないのです。そして、製造オペレーターとも意思疎通を密にして、本質を実現できる強固な「モノづくり」体制を推進します。
見る人に美しさや驚きを
また、印刷の評価は、各々の主観に左右されます。色調・質感・手触り感の好みは、人により千差万別であり、見ている場所の照明環境などにも影響されます。そのため、PDはロジックと感性を駆使し、最終的には独自の感覚や経験に基づき評価します。例えば、弱い印刷物になってしまうことを避けるため、全体的に「メリハリ感」を大切にします。見る人に美しさや驚きを感じ取ってもらえるかということも重要な基準です。
一つとして同じ繰り返しの無い印刷の世界は、未知なる可能性にあふれています。当社では、PD、営業部、制作部が一体となってプリンティングディレクション機能を実現し、クライアントやクリエイターの方々に未知の可能性を提供していきたいと考えています。